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尿閉と無尿

こんな症状ありませんか?
尿閉と無尿
 
 尿が出ない事を尿閉と言いますが、これには二つ考えなければならないことがあります。
 まず尿が膀胱にあるけど出ない場合と膀胱に尿が無くて出ない場合があります。後者の場合は尿が腎臓から作られるけど膀胱まで来ない場合と尿が腎臓で全く生成されない場合があります。従って尿が出ない場合は泌尿器科専門医の診察が必要です。
言葉の解説です。
 
尿  閉:膀胱に尿が溜まっていて出ない場合。即ち膀胱から先(尿道に向けて)に障害があり尿道から尿が出ない場合を言います。代表例:前立腺肥大症急激に起こった場合は急性無尿と言いますし、段々尿が出にくくなって詰まる場合は慢性尿閉と言います。良くお酒の飲み過ぎでなったり、ある種の風邪薬で尿閉を起こすことがあります。この様な場合前立腺肥大症の様な原因となる病気(基礎疾患と言いますが)ありますので治療が必要です。
 
無  尿:膀胱に尿がないのでおしっこが出ない場合。これには先に述べたように2種類あります。
 
真正無尿:腎臓で全く尿が作られない場合。何らかの原因で尿が生成されない場合があり、大量出血、ショックなどで血圧低下などがあると尿が生成されません。腎前性無尿と言います。薬物や腎毒性物質などで腎臓そのものが障害を受け腎臓が尿生成機能を無くした場合は腎性無尿といいます。
 
仮性無尿:腎臓は尿を生成する能力があるが膀胱まで尿が運ばれない場合です。代表例として両側尿管結石、他臓器疾患により尿管が圧迫された場合に起きます。腎後性無尿と言います。
 
以上、色々な疾患がありますが、この様な場合、泌尿器科医により緊急処置が必要な場合が多く至急泌尿器科にかかりましょう。

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