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陰茎異常

こんな症状ありませんか?
陰茎異常
 
 陰茎異常で来られる場合最も診られる疾患は包茎です。生まれた場合は全部包茎ですがある程度年齢になり陰茎が発達してくると包皮が後退し亀頭が露出してきます。これが露出しない場合治療が必要となってきます。
 
小児の場合:包茎の事が多いのですが皮かぶりのため包皮と亀頭の間に細菌感染が起こり亀頭包皮炎を起こします。この場合抗生物質を投与して炎症軽快後包皮が後退するかどうか(剥けるかどうか)を判断して手術が必要かどうか判断しなければなりませんが、真正包茎でない限り手術は必要ではありません。外国では宗教上の理由から割礼をすることもありますが日本ではしません。
 
成人の場合:真正包茎(皮が剥けず亀頭が露出しない)場合は手術適応となります。この場合無理矢理に剥くと包皮が元に戻らなくなり、包皮により陰茎が絞扼状態になり緊急手術が必要となる場合があります。陥頓包茎といいます。従って真正包茎の場合は保険適応で手術が出来ますので泌尿器科医に相談して手術してください。仮性包茎(容易に皮が剥け亀頭が露出する)場合は手術適応はありませんが美容目的でする場合があります。この場合は保険手術適応ではありませので慎重に手術は検討されてください。美容形成領域では安易に手術をすすめていることが多いようですが間違っても軽々しく手術は受けないようにした方が良いかと思いますし、ペニス増大術などもってのほかです。勧めません。
 
ペニスが屈曲する:この場合は陰茎海綿体、尿道海綿体に異常があることが多いようです。尿道が通常は亀頭部先端に開口しますがこれが亀頭部先端に開口せずペニスの下側に開口する病気があります。尿道下裂と言いますがこの場合は陰茎が勃起時に屈曲します。また海綿体炎を発症し古くなると結合織化するのでベニスが曲がります。性交渉に問題なければ良いのですが問題がある様だと治療が必要となってきますが、なかなか厄介です。
 
大きさの異常:ペニスの大きさは万人ひとそれぞれで正常値と言うのはありません。 ペニスの機能としては勃起して挿入できて射精出来ればそれでいいのです。長い短いは美容上の問題だけで臨床的に問題なることは極めて稀です。大きさも人それぞれで正常値というのはありません。自己満足の世界です。間違ってもペニス増大術などしないようにしてください。注入物は異物となりペニスが腐って崩壊した人もいますので。
 
赤く腫れている:赤く腫れている様なペニスは滅多に見ません。皮膚科的疾患は別問題です。ただ急性の海綿体炎など起こしますと腫脹するでしょうが滅多に診るものではありません。稀に増大術のため異物を混入され腫れて来院した患者がいます。手術で提出が必要ですのでするべきではありません。亀頭部の発赤腫脹は包茎の所で述べましたので割愛します。

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