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発熱

こんな症状ありませんか?
発熱
 
 尿路系疾患で発熱を主訴として来られる病気はあまり多くありません。急性腎盂腎炎、急性前立腺炎、急性精巣上体炎が代表的疾患です。まれに精巣が腫れて熱を出す、精巣捻転症 おたふく風邪精巣炎が見られるくらいです。
 腎盂腎炎の特徴的な発熱は弛張熱と言いまして、典型的な発熱は午後より始まり、夕方から高熱を出し、翌朝には一旦解熱するという大波型の発熱です。通常悪寒戦慄を伴う事が多く検尿の悪化所見が見られます。午後より始まる発熱で悪寒戦慄を伴うときはまず急性腎盂腎炎と思って問題ないと思われます。急性前立腺炎での発熱の場合は繋留熱(一日中熱が続く)で合わせて排尿困難が生じます。カテーテルを使った尿路系の検査後、前立腺生検後、尿道炎に引き続き発生する事が多いようです。精巣上体炎の場合は精巣(睾丸)の横に精巣の子供の様な組織がありそこに細菌がついて発熱します。尿道カテーテル留置症例、尿路検査および手術、血行性感染、および性行為感染症を始めとする尿道炎に引き続き起こることが多い。この場合陰嚢全体が主張し精巣部に激しい圧痛があるので容易に診断出来ます。また稀な病気で精巣捻転症と言う病気があり精巣が起始部より捻じれる病気で子供でも発症します。激烈な痛みがなんら誘因なく起こり{睡眠中でも}陰嚢が主張してきます。放置すれば精巣が壊死してきますので発熱が始まります。精巣捻転の場合は緊急手術をしないと精巣は壊死して腐ってしまい摘出しなければなりません。ですから激烈な痛みが急に精巣に出て精巣が吊り上ったような症状が出た場合は緊急で泌尿器科医を受診しましょう。発症から6時間以内なら精巣は助かる場合もあります。これも稀ですがおたふく風邪(流行性耳下腺炎)にかかりますと、精巣が腫れてくる人がおられます。稀な精巣炎ですがやっかいなのは両側性に発症した場合不妊症の原因となるので要注意です。

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