医食同源 ~ある血液内科医のブログ~
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大分県合同輸血療法委員会合同会議
2020-01-18
年1回の「大分県合同輸血療法委員会合同会議」が,大分県薬剤師会館で行われました
大分県内の輸血に携わる医療機関のスタッフが一同に会し,各施設での輸血の現状や問題点などを共有する場です。
今回は,特別講演として九州大学病院遺伝子細胞療法部の平安山知子先生に「小規模医療施設の輸血医療の安全性について」という演題で,第一線で活躍する小規模医療施設(…つまり,かかりつけ医ですね)における輸血医療について大変わかりやすくお話しいただきました
また,一般演題では,当院検査科の長瀬真裕子さんが「当院での輸血療法委員会の活動について」という演題で発表しました
当院では,2017年4月の血液内科開設後,血液製剤の使用が安全かつ適正に行われるように2018年7月に輸血療法委員会が発足しました。この1年半の活動における1番の成果は,『廃棄率の低下』です。みなさんの献血という善意で集められた血液製剤を無駄遣いすることは,決して許されることではありません
今後も委員会活動を通じて,安全かつ適正な輸血療法を心がけたいと思います
安藤 健明(血液内科部長 兼 総合内科部長)