医食同源 ~ある血液内科医のブログ~
リンゴ病,新型コロナ…そして,インフルエンザ?
2025-09-06
大分県内の新型コロナウイルス感染症の患者数が,9週連続で増加しています
8月18日~24日の1週間に県内の医療機関から報告された患者数は,1医療機関あたり12.62人で注意報レベルの10人を上回り,次の週(8月25日~31日)では12.72人と今年最高の値になりました
地域別では,南部が20.4人,続いて東部が15.25人,大分市が14.59人です。
もともと新型コロナは夏と冬に流行する傾向があり,今回も夏の流行が続いているものと考えられています。感染が広がる要因として,県は,夏休みやお盆などで人の集まりが増えたこと,エアコンの稼働で換気ができていないことを挙げています
発熱の原因となる疾患として,伝染性紅斑(リンゴ病)も1医療機関あたり5.53人。依然として,警報レベルの2.0人を超えています
それに加えて…青森県では季節性インフルエンザの報告数が1医療機関あたり1.23人(8月25日~31日)と流行の目安である1.0人を超えたそうです。昨シーズンの流行入りは11月18日~24日ですので,2か月以上早い流行入りとなっています
大分県では1医療機関あたり0.16人にとどまっていますが,隣県・福岡県の北九州市ではすでに学級閉鎖や学年閉鎖が報告されているようです。
インフルエンザ予防接種は,例年10月~12月中旬に行うことが推奨されています。今シーズンはそれよりも早く流行入りする可能性が高く,新型コロナ,伝染性紅斑と同様に手洗い・うがい,人の多いところでのマスク着用など基本的な感染対策が望まれます
安藤 健明(血液内科部長 兼 総合内科部長)






