医食同源 ~ある血液内科医のブログ~

医食同源 ~ある血液内科医のブログ~

令和8年度の高齢者肺炎球菌ワクチン(満65歳の定期接種)

2026-02-25
 これまで別府市における高齢者肺炎球菌ワクチンは,23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を定期接種として用いていました。令和6年度(2024年4月~)より定期接種対象者が『65歳の方(66歳の誕生日の前日まで)』(および60歳以上65歳未満で日常生活が極度に制限される程度の基礎疾患を有する方等)と縮小され(当ブログ2024年4月3日『令和6年度からの高齢者肺炎球菌ワクチン』参照),これ以外の年齢では定期接種が受けられず,自己負担の任意接種となります。
 任意接種の選択肢として…ニューモバックスNPの他,20価結合型肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)を紹介しました(当ブログ2024年10月21日『新しい肺炎球菌ワクチン:プレベナー20』参照)。両者の違いは…ニューモバックスNPが5年毎の追加接種が勧められるのに対し,プレベナー20は追加接種が不要という点です。
 このようなメリットも考慮し,別府市では令和8年度(2026年4月~)より定期接種で用いるワクチンをプレベナー20とし,ニューモバックスNPを定期接種で使用するワクチンから除くことを決定しました。そのため,2026年4月以降にニューモバックスNPを接種した場合,市からの助成は受けられませんのでご留意ください。
 しかしながら,ワクチンの切り替えに伴いワクチン価格が値上がりするため,自己負担額が変更となる可能性があります(ニューモバックスNP:3,000円 → プレベナー20:未定)ので,合わせてご留意ください。
 助成の対象となるのは,これまでと同様に一生に一度のみです。
 なお,①生活保護世帯の方,②住民票の世帯員すべての人に市県民税がかかっていない世帯の方につきましては,これまでと同様に自己負担が免除されます。
 改めて定期接種対象者を下記に示しますので,当院で接種を希望される方はご連絡ください。
 ・肺炎球菌ワクチン定期接種対象者:別府市民で下記に該当する者
  (1)満65歳
  (2)満60歳以上65歳未満の者で,一定の心臓腎臓若しくは呼吸機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害を有する者

 安藤 健明(血液内科部長 兼 総合内科部長)